講師・有川 翠雲

有川 翠雲/Suiun Arikawa
書道団体 翔雲会 主幹

日本書作研究連盟 無鑑査

毎日書道展 漢字Ⅱ類 秀作賞

一般社団法人 国際アートブリッジ 会員

「日本文化」には、「和食」「歌舞伎」「能」「茶の湯」など世界に誇れるものがたくさんあります。
この日本文化を、「守り、育て、世界に発信」していくことが大切だと思っています。
書道が代表的な「日本文化」であることは、どなたにも異論のないところではないでしょうか。
この「書道」に携われることを、私は大変ありがたいことだと思っております。
現在は書道教室の運営と併せて「花押の創作」に取り組んでおります。

<志>

「書楽(書くはたのし)」をとおして、豊かな人生を、自分に自信を、世界に愛をお届けすることが私の志です。

具体的な活動として、千年の歴史を持つ大切な日本文化である「花押」を世界に発信し、次世代に「つなぐ」ことに取組んでおります。

私は30年以上書道に取組み、書道教室をとおして「書くことの楽しさ」を伝えてきました。しかし、ある時、書道教室以外に「日本文化の継承」にもっと貢献できることはないかと考えました。

幸運なことに、ピッタリの日本文化が見つかりました。

これが「花押」との出会いです。

花押は各時代のリーダーが大切に受け継いできた、とても素晴らしい日本文化です。

しかし、明治以降、民間では使われなくなり、「花押は日本文化の絶滅危惧種で、まさに絶滅寸前」であるということを痛感しています。

<略歴>

32年間書道に関する様々な修行と体験をしてまいりました。

サラリーマン時代は転勤族でしたから師匠のもとに通えない時には、通信教育で修行を続けたこともあります。

退職後は奈良教育大学の聴講生として2年間通いました。

中国書道史、日本書道史、篆刻などを勉強させていただきました。

奈良教育大学でお世話になった谷川雅夫先生とも懇意にさせていただき、谷川先生のご紹介で「台北国際書道展」という台北市での書道展に作品を出す機会をいただきました。

2年間参加させていただいたのですが、2019年には実際に台北に行き、その書道展に参加させていただきました。

現在は米田英石(こめだ えいせき)先生のもと、古典臨書研究会で臨書を研究し、書道家としての修行・研鑽を積んでおります。

米田先生は「日本近代書道の父と呼ばれる日下部鳴鶴(くさかべ めいかく)」、「現代書道の父と呼ばれる比田井天来(ひだい てんらい)」の直系である桑原翠邦(くわはら すいうほう)を師として、長年「臨書」一筋に取組んでいらっしゃる方です。

教室経営のかたわら、32年の書道修行で習得したノウハウ、漢字知識を活用して、千年の歴史を持つ花押のデザインに本格的に取り組んでいます。
伝統的な花押の創作手法をもとに、独自の手法、新しいアイデアを取り入れた「令和の花押 メタサイン」として開発しました。

2023年4月から「メタサイン」の提供をはじめ、「美しく、書きやすいサイン」と多くの方から好評をいただいています。

また、2023年7月に大阪府堺市の一般社団法人「国際アートブリッジ」の会員となり、2023年9月に米国メイン州で開催される展覧会にサムライサインを出品いたします。

<年譜>

1991年 本格的に書道に取り組む

2005年 日本書作研究連盟 師範(漢字・かな・ペン字)取得

2015年 日本書作研究連盟書道展 会長賞(かなの部)受賞

2017年 毎日書道展 秀作賞入賞「漢字Ⅱ類」

2019年 翠雲書道教室 開業

   奈良教育大学で中国書道史を学ぶ

   花押で創作に本格的に取り組む

2020年 翠雲ネット書道教室(オンライン書道教室) 開業

   奈良教育大学で日本書道史、篆刻を学ぶ

2023年 Makuakeでメタサインを提供し好評を得る

              一般社団法人 国際アートブリッジ 会員となる

☆☆☆『字を書く』とは?☆☆☆
■あなたにとって「字を書く」とはどんなこと?

「文字」を辞典で調べると「言語の伝達手段の一つ」と説明されています。
また、日本では古来「書は人なり」といわれて、文字は「その人の人柄や教養」をも現すといわれています。
「文字を書く」ことは「コミュニケーション」であり、「自己表現」だと私は考えています。

■「自己表現」を磨く

初対面での第一印象はとても大切ですね。
第一印象の半分以上が視覚的情報で決まるそうです。
自分をどのように見せるか、「自己表現」はとても大切になるわけです。
名前を書くことも「自己表現」の一つだと思います。日頃何気なく書いる名前の「字」があなたの印象を大きく左右させているかもしれません。
あなたは「いい印象を持ってもらえる字」で名前を書けていますか?

■「コミュニケーションスキル」を磨く

日頃よく使うコミュニケーションツールは何ですか?
SNS・メールが多いのではないでしょうか。
突然、知人から「お手紙」を受け取ったらどう感じますか?
「私のために、わざわざ書いてくれた」と、とてもうれしくなりませんか?
そうです、「手書きメッセージ」には人を幸せにする不思議な力があります。
「手書きメッセージ」はまったく同じものを書くことはできません。
つまり、知人からのお手紙は「あなただけへのオンリーワンメッセージ」なんです。
あなたの「手書きメッセージ」が人を幸せにするって考えたら、とても素敵なことだと思いませんか?

さあ、あなたも
「自己表現」「コミュニケーションスキル」を
磨きませか?